航空運賃
航空運賃を決める要因には、主に以下のようなものがあります。また、多くの場合、運賃に付随して、サーチャージなどが別途発生いたします。
■積地・仕向地
航空貨物運賃単価は、積地と仕向地によって異なります。一般的に輸送距離が長いほど運賃は高くなる傾向にあります。また、仕向地が同じでも、積地が違う場合は運賃が異なります。
例えば、関空発の航空便が無い場合には、成田発の航空便を利用いたしますが、関空-成田間の輸送費用が必要となります。また、航空会社の営業戦略(他社競合、新規参入)により運賃の違いが発生いたします。
■重量、サイズ(縦横高さ)
航空運賃は、基本的にChargeable weight(kg)×単価で算出されます。※
kgあたりの単価は、45kg以上, 100kg以上, 300kg以上,…というように重量帯ごとに段階的に設定されています。
一般的には重量が大きくなれば単価が安くなりますが、大型貨物や特殊な取扱いが必要な貨物は割高になります。また、大きさの割に軽い貨物の場合は、容積重量がChargeable weightとして適用されます。
※kgあたりの単価とは別に、一定の金額が最低運賃(MINIMUM)として設定されています。Chargeable weight(kg) x単価の金額がMINIMUM運賃を下回る場合は、MINIMUM運賃が適用されます。
■荷姿
段積み不可指定貨物は、運賃が割高になります。
100kgを超えるような貨物は、軽量貨物の下に積載されますが、凸形に梱包されている場合などは、段積み不可貨物とみなされます。
■貨物内容
危険物、生きた動物などは運賃が割高になります。また、Shock Watch (ショックウォッチ), Tilt Watch (ティルトウォッチ)などが設置されている場合も同様です。
■付帯サービス
保冷輸送のサービスや、他の貨物よりも優先し早く搭載するサービスなどを指定する場合、運賃が割高になります。
■混雑状況
貨物が集中して混雑している場合は、混雑状況に応じて運賃が割高になることがあります。